はじめに

フランス語学習の動機はさまざまですが、「フランス語の美しい発音」を挙げる人が少なくありません。しかし、「フランス語の発音は難しい」という感想もよく耳にします。

なぜフランス語の発音は難しいと思われるのでしょうか。

  1. 母音の数が多い:

日本語の母音が、イ、エ、ア、オ、ウの5つであるのに対し、フランス語の母音は、鼻母音も含めて16あります。

  1. リエゾン、アンシェヌマン、エリズィオンといった音の規則がある:

これらの規則の結果、語と語が連続して発音され、切れ目が分かりづらくなります。

  1. schwa脱落(eを発音しない現象):

くだけた口調の会話やスピードの速い発話では、e[ə]が脱落することがあります。

以上の要因は、発音だけでなく、聞き取りをも困難にしています。そこで、ここでは、特に日本人が間違えやすく、発音や聞き取りの障害となる母音や子音、音の規則を中心に練習問題を作りました。録音を繰り返し聞いて、リピートし、しっかりコツをつかみましょう。