母音

e / ɛ o / ɔ   u / ø ɛ̃ / ɔ̃ / ɑ̃


日本語の母音は、イエアオウの5つですが、フランス語には16の母音があります。地域によっては区別しなくなった音もあるので、ここでは15の母音を区別できるようにしましょう。


🔷 1.1 母音図

各母音の関係を表したのが下の図です。この図は口の中を表し、発音記号の位置は、舌が最も盛り上がっているところにほぼ対応しています。

① 図の左が口の前、右が口の奥を表します。
② [i e ɛ a]は、舌の前方を上あごに近づける前舌母音。[u o ɔ ɑ]は、舌の後方を上あごに近づける後舌母音です。
③ [i e ɛ]の右横にある[y ø œ]は、それぞれの母音の舌の位置を変えずに唇を丸めた音です。
④ [ ɛ̃ ɔ̃ ɑ̃ ]は、鼻母音です。

🔷 1.2 発音の仕方

[i]:日本語の「イ」より唇をしっかり横に引きます。舌の前部を上あごにグッと近づけます。
[e]:唇を横に引き、[i]を発音しながら、少し開口度を大きくします。
[ɛ]:[e]を発音しながら、更に開口度を大きくします。
[a]:[ɛ]を発音しながら、更に開口度を大きくします。
[y]:[i]を発音しながら唇を丸めます。非常に緊張した音で、最後まで舌の形を変えません。
[ø]:[y]を発音しながら、少し開口度を大きくします。
[œ]:[ø]を発音しながら、少し開口度を大きくします。
[ə]:唇を軽く丸めて、舌の力を抜いて発音します。
[u]:唇を丸めて、舌をグッと奥に引きます。舌の後部を上あごの奥に近づけます。
[o]:唇を丸めて[u]を発音しながら、少し開口度を大きくします。
[ɔ]:[o]を発音しながら、更に開口度を大きくします。
[ɑ]:[ɔ]を発音しながら、更に開口度を大きくします。
[ɛ̃]:口の中は[ɛ]を発音するときの形。呼気を口と鼻の両方から出します。
[ɔ̃]:口の中は[o]を発音するときの形。呼気を口と鼻の両方から出します。
[ɑ̃]:[ɔ̃]を発音しながら、開口度を大きくします。

e / ɛ o / ɔ   u / ø ɛ̃ / ɔ̃ / ɑ̃