文字と音の関係

 

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1.母音:肺からの空気が声道を通る際に何の妨げも受けずに作られる音です。 日本語の母音の数は5ですが、ドイツ語は16あります。

1.-1.日本語は、1 文字に1つの音が対応しますが、ドイツ語は、1つの文字に2つの音が対 応します

文字

発音 [a] [e] [i] [o]

[ɯ]

ドイツ語



文字 a e i o u
発音 [a:] [a] [e:] [ɛ] [i:] [ɪ] [o:] [ɔ] [u:] [ʊ]

ドイツ語では、1 文字に対応する2母音のうち一つは緊張母音、もう一つは弛緩母音です。 緊張母音はほとんどが長母音、弛緩母音は短母音です。例外の[a:],[a]は、長短母音とも弛 緩母音です。[ə] は強勢のない弱母音です。



発音の仕方

a [a:][a] 日本語の「ア」より口を大きく開けて発音します。
e [e:] 口角を少し横に引き、日本語「エ」より口を狭めて発音します。
[ɛ] [e:]のように口角をひく必要はありません。日本語の「エ」より口を少し開けて発音 します。
[ə] 口を半開きにしてどこにも力を入れずに発音します。
i [i:] 日本語の「イ」より口角を横に引き、口を狭めて発音します。
[ɪ] ドイツ語の[i:]より口角のひき具合を緩めます。 o [o:] 日本語の「オ」より唇を丸めて発音します。
[ɔ] ドイツ語の[o:]ほど唇を丸めません。日本語の「オ」程度の丸めです。
u [u:] 日本語の「ウ」より口を前に突き出し、舌を奥の方に引いて発音します。
[ʊ] ドイツ語の[u:]ほど口を前に突き出しませんが、日本語の「ウ」より唇を丸めます。

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